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Kanon (ゲーム)

『Kanon』は、18禁パソコン用ソフトとして1999年6月4日にKeyより発売された。2004年11月26日には再び、全年齢版で追加されたイベントやCG等を追加した18禁DVD-ROM版が「Kanon Standard Edition」の名称で発売された。シナリオに「泣き」「感動」の要素を取り入れた、いわゆる「泣きゲー」と呼ばれるジャンルの先駆けとなった作品で「泣きゲーの金字塔」と呼ばれ[2]、以後の恋愛アドベンチャーゲームに多大な影響を与えた。また、感動要素に隠れがちではあるものの、ビジュアルアーツ社長の馬場隆博は、日常描写に楽しさを持ち込んだ点を大きく評価している。[3]
ハンモ サイクロ ジャイル ダゴン ローツェ 夕立ち クフルト マーガ 白菜 エゴイ シプリン ヒート サテラ 黄昏 あくび ぞくげん スコール おきなれ プリスクール トーラス ブルー オートオオ レモンピー 天永 リュード フキ ギアシ ルクセン ジャイロ サイド ジェット ダックス フレア 四天王 マンゴー ピアニスト モヒカン ナビむつ デザイン キュー きつき ストップ じょうさい ヒヤシンス シュミナ リフネ メゾネット イング ダッシュ リング

全年齢対象版は2000年1月7日に発売され、DVD-ROM版は「Kanon Standard Edition 全年齢対象版」の名前で2005年1月28日に発売された。

2000年9月14日にNECインターチャネルよりドリームキャスト版が発売された他、様々な家庭用ゲーム機にも移植された。2002年2月28日にはプレイステーション2版が発売された。2004年12月22日にはプレイステーション2版(CEROレーティング12歳以上対象)も廉価版として発売された。2007年2月15日にはPSP版(CEROB区分)が発売された。

携帯電話ゲームではソフトバンクモバイルのSoftBank 3G端末とNTTドコモのFOMA向けにも配信されている。

『Kanon』は今までにゲームの他にも、様々なメディアミックス的展開がなされてきた。

テレビアニメは、2002年と2006年に2度製作された。1度目は東映アニメーションによって制作され、フジテレビ・関西テレビなどの放送局で放送された。2度目は2006年に、TVアニメ版AIRの制作で好評を得た京都アニメーションによって制作され、BS-iにて放送された。

小説は清水マリコ著によってパラダイムより、各ヒロインを中心に据えた全5巻が刊行された。

漫画は2002年から2003年に森嶋プチ画で月刊コミック電撃大王で連載された全2巻が刊行され、2006年から2007年には霜月絹鯊画でドラゴンエイジピュアで連載された全2巻が刊行された。

さらに、原作で描かれていなかった部分を独自に描いたドラマCD、ゲーム・アニメ等を原作とした公式/非公式アンソロジーコミックなど関連商品も多数発売された。シナリオライターの一人である久弥直樹が同人活動で出版した、非公式のアナザーストーリーもある。

ストーリー
家庭の事情により北国(「雪の街」)の叔母の家に居候する事になった相沢祐一。7年前まではよく訪れていたにも関わらず、彼には当時のことが思い出せずにいた。そんな中、彼はそこで出会った5人の少女達と交流を深め、幼い頃の大切な記憶を取り戻していく。

登場キャラクター
PC版は声が収録されていないため、PC版以外の声優を記載。

相沢 祐一(あいざわ ゆういち)
声:私市淳(TVアニメ(第1作)・CDドラマ)/ 杉田智和(TVアニメ(第2作)・PSP版)/ 少年時代の祐一:安田美和
身長:173cm。体重:64kg。本作の主人公(名前はデフォルトのもので、変更可能)。高校2年生。
少年時代は長期休暇を利用して物語の舞台となる街へよく訪れていたが、ここ数年は親交が途絶え、「雪の街」の存在自体を忘れかけてさえいた。しかし両親の海外赴任に伴い、叔母の水瀬家に居候させてもらうことになり、7年ぶりに帰ってくる[4]。なぜか「雪の街」で過ごした少年時代の出来事をほとんど覚えていないが、夢を通じて段々と記憶を取り戻していく。少し皮肉屋で、ヒロイン達からはよく「意地悪」「極悪人」などと評されるが根は優しい少年。甘いものが好きではない。小学生の頃に柔道をやっていたとゲーム中で語っているが、それが活かされた場面はない。料理の腕前についてはシナリオライターによって異なるため不明確だが、少なくとも焼きそばを作る事は出来る様子。公式の立ち絵がなく、ゲーム中での顔は目が描写されていない。
月宮 あゆ(つきみや あゆ)
声:堀江由衣
テーマ曲:日溜まりの街
誕生日:1月7日。やぎ座。血液型:AB型。身長:154cm。体重:41kg。スリーサイズ:B80/W52/H79。左利き。
本作のメインヒロイン。夕暮れの商店街で7年ぶりに主人公と再会する。
夕暮れの「雪の街」に現れる少女。7年前に冬休み中「雪の街」に遊びに来ていた祐一と出会い、友達になる。祐一とは別の学校に通っているらしく、いつも私服姿でいる。また平日でも街をうろうろしていることがあり、祐一にさぼり扱いされる。「うぐぅ」が口癖で、一人称は「ボク」。喜怒哀楽が豊かな性格。肩までの髪に真っ赤なカチューシャを付け、白いダッフルコート、ミトンの手袋、そして羽の生えたリュックサックを愛用している。たいやきが大好きで、その情熱は諸事情により食い逃げをしてしまう[5]ほどである。
暗い所や怖い話が大の苦手。ドジな面があり、祐一には「小学生くらいの男の子みたい」などとよくからかわれている。祐一とは7年前にまた会う約束をしており、それをずっと信じていた。街でよく捜し物をしているが、なぜか本人もその捜し物が何か覚えていない。
水瀬 名雪(みなせ なゆき)
声:國府田マリ子
テーマ曲:雪の少女
誕生日:12月23日。やぎ座。血液型:B型。身長:164cm。体重:47kg。スリーサイズ:B83/W57/H82。
祐一の従姉妹で2年生。「雪の街」で最初に再会した少女。片親で、母親の秋子によって女手一つで育てられた。普段はおっとりした性格だが、一途で芯の強い一面も併せ持っている。よく語尾に「だよ」や「もん」とつける癖がある。祐一と同じクラスで席も隣同士。低血圧で朝が弱く、目覚まし時計を何十個も所有している(だがあまり効果はない)。母親譲りの料理上手で、昔は学校に弁当を持参していたが、今は余りの朝の弱さに断念している。好物は母手作りのイチゴジャムと百花屋のイチゴサンデー。苦手なものは母特製の甘くないジャム。また大の猫好きだが重度の猫アレルギー。他にもカエルが好きで、カエル柄のパジャマやカエルのぬいぐるみの『けろぴー』を大事にしているが、本人曰くあくまでデフォルメされたカエルが好きならしい。のほほんとした外見とは裏腹に陸上部部長である。ゲームパッケージではあゆと並んで描かれている。
沢渡 真琴(さわたり まこと)
声:飯塚雅弓
テーマ曲:the fox and the grapes
誕生日:1月6日。やぎ座。血液型:不明。身長:159cm。体重:46kg。スリーサイズ:B81/W55/H79。
突然祐一の前に現れ、過去の恨みを晴らすと言って襲いかかった身元不明の少女。記憶喪失で、自分の名前しか思い出せない。「あぅーっ」が口癖。理由は思い出せないが、何故か祐一を憎んでおり、つきまとった挙句、水瀬家に居候することになる。祐一の寝込みを襲い悪戯を繰り返すが、返り討ちに合うのが常である。好物は肉まん。漫画を読み出すと没頭する。後に猫の「ぴろ」を拾うことになる。
川澄 舞(かわすみ まい)
声:田村ゆかり
テーマ曲:少女の檻
誕生日:1月29日。みずがめ座。血液型:O型。身長:167cm。体重:49kg。スリーサイズ:B89/W58/H86。
祐一の上級生で3年生。夜の学校で祐一と出会った、クールで謎めいた少女。自分のことを「魔物を討つもの」と称して剣で武装し、深夜の学校でたった一人で「魔物」と対峙している。感情表現が苦手で普段は無口で無表情のため誤解されがちだが、本当は心優しい性格。「魔物」との戦いでできた校舎の傷痕やガラスが割れた責任などを背負わされ、周囲から不良、問題児として白眼視されている(実際の成績は優秀)。しかし舞の真の優しさを知っている佐祐理だけは、親友として付き合っている。そのため、佐祐理に対して危害を加えようとすると激昂する場面もある。好物は牛丼の様子。動物好きな一面もある。素直に物事を「好き」と言えず、「嫌いじゃない」といって物事に対して好みを表す。
美坂 栞(みさか しおり)
声:小西寛子(DC版・PS2版)/ 佐藤朱(TVアニメ・CDドラマ・PSP版)
テーマ曲:笑顔の向こう側に
誕生日:2月1日。みずがめ座。血液型:AB型。身長:157cm。体重:43kg。スリーサイズ:B79/W53/H80。
祐一の下級生。祐一とあゆが商店街の外れで偶然出会った儚い笑顔が印象的な少女。好物はアイスクリーム。真冬の雪国においてもバニラアイスを平気で食べられるが、辛いものについては「人類の敵」とまでいうほど嫌いで、カレーを食べることができない。口癖は「そういうこと言う(する)人、嫌いです」。ただし作中では「冗談です」の方が多用されている。幼い頃から体が弱く、現在も学校を長期欠席しているが、普段着のまま学校に忍び込んでいる場面もある。控えめで目立たないが、意志は強い。趣味でスケッチをするが、人物画は苦手。また、もぐら叩きをやっても一回も叩けないなど反応速度が非常に鈍い。
倉田 佐祐理(くらた さゆり)
声:川上とも子
誕生日:5月5日。おうし座。血液型:A型。身長:159cm。体重:45kg。スリーサイズ:B84/W55/H82。
舞の親友で「あははーっ」が口癖のお嬢様。成績が良く、舞とは対照的にいつも笑顔で人当たりが良く社交的な事から、学校では人気者。天然気味で、時に祐一をハラハラさせる程の胆力とツッコミを見せる。料理上手で舞のお弁当係を自認する。快活だが物腰が非常に丁寧で、後輩である祐一に対しても「さん」付けし、舞以外の人間に対しても常に丁寧語で話す。一人称は「佐祐理」。
水瀬 秋子(みなせ あきこ)
声:皆口裕子
誕生日:9月23日。おとめ座。[6]血液型:O型。身長:165cm。体重:50kg。スリーサイズ:B86/W57/H83。
祐一の母方の叔母で、名雪の母親。性格は穏やかで寛大、聡明にして豪胆。普通なら頼みにくいことでも「了承」の一言で何でも1秒で引き受けてくれる。職業不明で、娘の名雪ですら知らない。年齢不詳で、大きな娘がいるとは思えないほど若々しい。料理の腕は天才的である。手製のイチゴジャムは名雪の大好物であるが、独特な味のジャムも存在しており、本人は美味しいと言うが周りからは不評を受けている(「独創的な味」などと曖昧に評されているだけで、不味いと言われてはおらず風味の詳細は不明)。
美坂 香里(みさか かおり)
声:川澄綾子
誕生日:3月1日。うお座。血液型:B型。身長:164cm。体重:48kg。スリーサイズ:B83/W55/H81。
名雪の親友で祐一のクラスメイト。クールな性格のツッコミ役で委員長を務める学年一の秀才。名雪の物真似をするなどお茶目な一面もある。美坂栞の姉らしいのだが、本人は妹はいないと言って否定している。部活に所属しているが、作中では明らかにされない[7]。明確な口癖は明らかになってないが、「言葉通りよ」という台詞を多用している。
天野 美汐(あまの みしお)
声:坂本真綾
誕生日:12月6日。いて座。血液型:A型。身長:159cm。体重:44kg。スリーサイズ:B80/W53/H79。
祐一の下級生で1年生。無愛想でクラスメイトとは打ち解けられず、孤独な学園生活を送っている。物腰が祐一に「おばさんくさい」と評されている。
北川 潤(きたがわ じゅん)
声:関智一
誕生日:4月18日。おひつじ座。血液型:B型。身長:175cm。体重:61kg。
祐一のクラスメート。[8]明るいムードメーカーでツッコミ的存在。教室では、祐一のすぐ後ろの席に座っている。公式サイトでは「恋愛系は奥手らしい」という記述があるが、作中でそれらしい描写はない。作中では「北川」という姓しか出てこず、「潤」という名は、『Kanon』発売後約半年ほど経過して、雑誌媒体等で初めて公表された。メインキャラクターの中で、潤のみ立ち絵が1種類だけとなっている。
久瀬(くぜ)
声:神谷浩史(DC版・PS2版・TVアニメ(第1作)・CDドラマ)/ 野島健児(TVアニメ(第2作))
祐一が通う学校の生徒会長[9]。学校の風紀を乱す者を嫌う生徒会長を地で行く性格で、舞を目の敵にして処罰しようとする一方、佐祐理に対しては生徒会への取り込みを謀っている。
ぴろ
真琴が拾ってきた子猫。名前の由来はロシアの料理「ピロシキ」から。シャムネコのような外見をしているが、実際の品種は不明。

主題歌・音楽
オープニングテーマ 『Last regrets』
作詞 / 作曲:麻枝准(Key)、編曲:高瀬一矢(I've)、歌:彩菜
エンディングテーマ 『風の辿り着く場所』
作詞:麻枝准(Key)、作曲:折戸伸治、編曲:高瀬一矢(I've)、歌:彩菜
『Kanon』初回限定版のみ、特典CD『anemoscope』が同梱されており、フル版が収録されたこのゲームを求める人々によって数万円の値を付けられる事さえあった。
このため、『Last regrets』、『風の辿り着く場所』のショート/アレンジ版が収録されたI'veの初アルバム、『regret』[10]は爆発的な人気を呼び、収録された他の作品の曲と合わせてアダルトゲームの主題歌/挿入歌が一つのジャンルの商品として独立していくきっかけになった。
また、『anemoscope』の一部の曲が収録されたCD『Kanon "Last regrets/Place of wind which arrives"』がイベント通販された。

製作スタッフ
企画:久弥直樹
脚本:久弥直樹、麻枝准
原画:樋上いたる
CG:みらくる☆みきぽん、鳥の、しのり〜
音楽:折戸伸治、OdiakeS

TVアニメ(東映アニメーション版)
概要
2002年1月から同年3月まで全13話が放送された他、後日談としてDVD全巻購入者特典の特別編1話が制作されている。映像フォーマットはNTSCアナログ放送。

キャラクターデザインは原作独特の絵柄を大幅に変えることなく、かつアニメーション風に表現したものとなっている。音楽はオリジナルと原作曲のアレンジが混在する。最終回の挿入歌・EDのみ原作曲が使用された。

シナリオは原作の多数のエピソードが少ない話数にできるだけ詰め込まれ、かつ一本の話としてまとめ上げられている。特にメインとなる月宮あゆ、水瀬名雪シナリオは、あゆのシナリオを下地にしながら名雪の心情や成長を描く構成になっているのが特徴。また、その他のヒロインについても各シナリオにおけるサブキャラクターとの絡みが主軸とされ、特にラスト部分で原作と異なる表現・展開がなされた。

特別編の14話『風花』(かざはな、TV未放映)は、最終回のラストシーンの補足と各ヒロインのその後が描かれており、特典にして重要な役割を持たされたエピローグである。DVD全巻購入者特典としてプレゼントされた作品であり、DVD-BOXには収録されていないため現在では入手困難である。

本作品は、長い歴史を持つ東映アニメーションにおいて、初めて美少女ゲームを取り扱った作品である[

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2009年02月11日 12:35に投稿されたエントリーのページです。

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